【ご挨拶】
本年(2017年)5月、舞台「俺節」上演と歩調を合わせ、東京・赤坂サカスギャラリーで開催され、大好評を博した『俺節原画展』。早世したマンガ家・土田世紀の代表作『俺節』の原画が約300枚展示され、新旧ファンを唸らせましたが、中でも、その一角を飾った【グッズショップ】は、連日長蛇の列の賑わいを呈することとなりました。その理由は出資はもとより原画展およびショップの全企画から、デザイン、業者との交渉、発注、ディスプレイ、レジ打ち、あげくは漫才風セールストークまでを、一人でこなした故人の奥様(本人の希望により「キャット店長」…もとい「キャット店長代理」と呼ばせて頂きます)の類い稀なるパッションにあるのではないかという噂をご存知でしょうか!?原画展とショップは好評のうちに3週間で終了しましたが「ぜひ!あのグッズを売ってください!」という声が全国から寄せられる事態となり、「じゃあ、通販やりま〜す!」と気楽に応じたキャット店長…代理。。その気楽さにもかかわらず圧倒的な責任感と、圧倒的なネット知識不足による周囲の大迷惑の末、この度ついに公式ネットショップを立ち上げることと相成りました!! とりあえず、8〜9月の期間限定でオープンしますので、この機会にぜひお買い求めいただきまして、日本中を俺とキャットで埋め尽くしちゃいますか!?(店員A)
【本当のご挨拶】
↑↑↑上のほうで、店員A氏がお気楽な挨拶文を書いているようですが・・・。
赤坂会場で、ご希望の商品をご提供できなかったお客様のために「通販やりますよ!」とお約束したものの、まったくやり方がわからず・・・大苦戦しました。当初の予定から1ヶ月以上も遅れて、本日やっと、ここまで漕ぎ着けはしましたが、あまりに遅れ過ぎたので、もう誰も覚えておられないかもしれません。しかし、どこかに、ひとりだけでも、待っているお客様がおられるかもしれない。商いという意味では成立しなくてもいいんです、最後のおひとりまで軽んじることなく尊重できないなら何をやる意味もありません、いえ、やらないほうがましです。
舞台「俺節」・・・コージの蘇りに立ち会った衝撃は生涯消えないと思います。あまりの熱演に、舞台上の役者さんがそのまま本当に死んでしまうんじゃないかという恐怖に何度も何度も襲われました。もし役者さんが本当に死んでしまったら、責任をとって私も死のうと思います。この責任からは生涯逃れられないし、逃れたくはありません。
今、ひとつ気が付きました。「コージ」は蘇ったのではなかった・・・今を生きる生身の人間のなかに、新しく「生まれ変わった」のですね。夫は死んで、そして私もいつか死んでいくわけですが・・・どんなに時代が変わっても、「コージ」はきっと何度でも生まれ変わるはずです・・・自分の人生の舞台で、「俺の俺節」を歌おうとするすべての人のなかに。「永遠の俺節」の予感を、舞台「俺節」というかたちにして表現してくださった皆様・・・見えるところ見えないところで、いのちがけの勝負に挑んでくださったすべての皆様に、あらためて、いのちの底から感謝申し上げます。
あまりにも素人の私ではありますが、このネットショップで取り扱います商品が、ただの「もの」から、お客様にとっての「たからもの」となりますように・・・まごころ込めて、尽力してまいります。あのとき赤坂で失望させてしまったお客様に、どうか、このサイトに気付いていただけますように、そして、お心当たりのある方は、どうか、その人にお伝えくださいますように・・・縁結びの里・出雲より、祈りを込めて・・・本日ここにオープンさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。 2017年8月17日 俺キャット屋 キャット店長代理 羽倉佳代
★店長は猫です。キャット店長です。
★私(人間)はキャット店長代理です。